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蓮成院は来迎院の僧坊の一つとして建立された。開基は宗芸上人である。もとは「北ノ坊」と呼ばれていたが、江戸時代から「蓮成院」となった。本尊は阿弥陀如来坐像である。
客殿は上ノ間と下ノ間の二間からなり、各それぞれに床の間が設けられているが、対面するように配置されている。
客殿の襖絵や屏風、衝立には明治時代の京都画壇を代表する、菊池契月・鈴木松年・川北霞峰・木島櫻谷・西山翠嶂・川村曼舟の作品を見ることができる。
客殿および庫裡の南庭には、地形をいかした立体的な庭園である「契心園」が作庭されている。契心園庭園の西側は、滝石組から流れ池水を堪えた池としているが、東側は大小の景石を据え付けた景観としている。
この石組は、良忍上人がこの地に道場を建立される際、羅漢が出迎えたと伝えられる古事を表したものである。蓮成院前から呂川にかかる橋を羅漢橋というのも、そのような伝承によるものである。
年中行事
修正会 一月二日
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